徳谷柿次郎のクラフトインターネット日記

3月は身体のメンテナンスと出張の闘い

気づいたら3週間ぶりの日記だ。毎回日記なのか怪しいぐらいテーマを考えてしまうのだが、今回は3月について考えてみたい。

魔の年度末。なんか忙しいことで有名だろう。冬と春の境目。暖冬の影響と遅れた寒波で、山奥の信濃町は余裕で冬が続いている。春眠暁を覚えずといわれるように、人間は自然の変化の影響を色濃く受けて、この時期は不調になりやすい。

そこに花粉のダブルパンチ。

3月の出張は「大阪」と「富士吉田」での登壇だった。限りなく日帰りに近い1泊で、曖昧でずるずるな直帰力を磨いている真っ只中なのだが、出張後のダメージと回復力が昨年とは比べ物にならないぐらい落ちている。一体、何が起きているのだろう?

身体の変化と違和感は、健康の基準値がひとつあると思っていて。3月は過去最高の接骨院通いに成功。その数は週2の計8回。温泉は週3回ぐらい浸かっていて、眠っていたストレッチポールを引っ張り出して柔軟性を取り戻そうと必死なのだ。さらに犬の散歩も春に向けて張り切っていて、1日あたりの歩数にも気を遣っている。

過剰な飲み会は控えて、週4ぐらいで自炊もしている。山口ゆかちゃんに教わった自炊レッスンの影響も大きい。野菜と魚、そして玄米と味噌汁。こんなにも健康的な暮らしはないのではないか? オーガニッククソ野郎への輝かしい一歩を踏み出している。現代人が暇になりすぎて行き着いた健康ムーブメントはいま、ここにある!!

なのに不調を感じやすい。理由は簡単で、前述の健康基準値が上がってしまったのだ。きっといいことなんだろう。違和感を飲み込まず、基準値に戻す努力が求められるわけだから。

すると出張が億劫になる。旅の予定も短くなってしまう。極力、家中心で健康を維持したくなるのはもはや好奇心を失った編集者ではないのか?ちょっと早くないか? 健康に向き合った結果、自問自答の逡巡が生まれやすくなってしまった。

それでも、だ。ポジティブにこの状況を楽しみたい。30代を費やした身心の消耗は生半可なものではなく、命を燃やし続けた時間の反動がいま起きているとしよう。厄年ど真ん中。意識的な人生のスローダウンは、脳の活性化を促している。

・株式会社パカーンの設立準備

・書斎&本屋の完成と遊びの事業化

・新しい出版の準備と制作

・新卒採用に合わせた社内教育のコンテンツ化

・借金コンテンツのブランド化

・新しいお仕事の打ち返し対応(ほぼ俺)

・シンカイ維持のネクストアクション

・信濃町のコミュニケーション増やす運動

アイデアの実装に対して、無理のない範疇で単独行を続けている。社内リソースを極力使わず、新たな種まきに時間を使えているのは今後の糧になると思う。身体のメンテナンスと3月のスローダウンが創造意欲につながっているのだとしたら、年度末の仕事に忙殺されるのは得策ではない。むしろここの動きで差がつくのかもしれない。

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