徳谷柿次郎のクラフトインターネット日記

アルコールクエイクに気をつけろ!過剰な二日酔い対策が生む”心の土台”グラつき問題

30歳前後から急にお酒を飲む機会が増えた。一般的には週2回でも多い方だと思われるが、全国を駆け巡るようになってからは週5回も珍しくない状況に陥る。元々、お酒は強くない。むしろ弱いほうだと思う。

コミュニケーションを主体とした生き様で関係性を貯めるようなスタイル。周りから見れば軽薄な印象を与えたこともあるだろうし、それでもやると決めたからには飲み会の幹事(旗振り)を10年以上続けてきた自負がある。

なんとか理性を保つための努力はするものの、酒に飲まれる夜も多々あっただろう。そこでビタミン剤、ソルマック、OS-1など、ありとあらゆるサプリや対処療法を試してきた。自分なりのレシピはある。錯覚かもしれないが、翌日がマシになる効果も実感はしている。

だがしかし、2024年のアルコール免疫は健康を追求したライフスタイルの反動といってもいいくらいに負荷が高い。2時間ではなく、平気で6時間以上飲み続けるのが問題なのは重々承知の上だが、これまでよりも明らかに不調を感じやすくなった。

京都で深夜3時まで飲み続けた夜。酒の連戦が続いていた。移動の疲れもあっただろう。浅い眠りで目覚めて、なんとか身体は動くものの、脳の奥底にアルコールを感じる。これもまたおれが選んだ日常なんだろうと諦めていたものの、「もしかしてアルコールに耐えようとすることで反動が生まれているんじゃないか?」とふと考えたのだ。

①酒対策をすることで余計に飲んでしまっている

②深夜まで理性を保つための脳の負荷がエグい

③いっそ酔ったらその場で眠るぐらいの感覚が必要

アルコールは楽しい毒だと思っている。いかに毒を乗りこなすか。押し寄せてくるアルコールの波は、地震のように心の土台を揺らして揺らしてダメージを与える。膝が震えて、腰が痛くなり、立っていられなくなる感覚。この影響を「アルコールクエイク」としたい。酒を飲みながら思いついた。

本来、柳のように受け流すのが正解なのだろう。内部的な解決ではなく、対処療法的な外的解決(=サプリ)に頼ることの脆さを感じてきた。飲まないよりも飲んだほうがいいだろう。

問題は自身のエネルギー値が落ちているにも関わらず、アルコール分解を外注しちゃうことにある!あと酒飲む頻度!飲む時間!日々の運動、体力、筋肉、食物繊維、タンパク質………。

つまり抗うのを止めたほうがいいんじゃないかと思ったのである。抗うと激しい揺れで心が折れてしまう。凪のように受け止めて、酔っ払ったらソフトドリンクに切り替える。23時で切り上げて早めに寝る。やりようはいくらでもあるのだ。

こんなまともなことに気づくまで10年以上かかってしまった。ようやく、まともな感覚を取り戻したのだろうか?

先日、酒との付き合い方についてあれこれ考えすぎた結果、昭和の激動を生き抜いてきた70歳の酒飲み先輩に相談してみたら「柿次郎くん、大丈夫だよ。48歳ぐらいにまた飲めるようになるから。理由? 40歳過ぎの身体の変化に慣れて、また不調がスタンダードになるの。その繰り返しだよ」って言われて概念覆った。

な〜んだ。

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