信濃町は長野県内でもトップレベルの積雪30cm。まだ12月頭なのにあまりにも早い。移り住んで4回目の冬だと思うんだけど、圧倒的に早い。そして雪が多い。やけに室内も冷え込むなと思ったら、今朝はマイナス9℃だった。車のトランクに買って置いていた大根、長芋、蓮根のどれもが凍ってしまった。凍(し)み〜!
年々、部屋の暖房対策はレベルが上がっている。CORONAの灯油ファンヒーターがレギュラー陣としてリビングを温めてくれて、あまりにも寒いときは薪ストーブも併用している。
パカーンコーヒースタンドのオープンに向けて、アファンの森で広葉樹コナラの丸太輪切りを1本分買わせてもらって、エンタメ的に薪割りをしていたんだけど、その薪のクオリティが高くてビビってる。長持ちのレベルが段違いだ。すげーな、アファンの森。
芯がみちみちに詰まっていて、薪の重量感も針葉樹とぜんぜん違うわけで。立派に自分の手足を使って生き抜いてきた太い人間みたいだなと思った。なんの危機感もなく、砂糖みたいに甘い親の環境で育ち、他者の価値観や与えられたシステムでのんべんだらりと生きてきた脆い人間が針葉樹って感じがする。あいつらはすぐに燃え尽きる。
植物に例えた悪口が年々達者になるんだけど、植物と人間の育ち方はとても似ているのでどんどん磨いていきたい。欲望=不安が根を伸ばすんだけど、土壌=環境がよくなければ太く育たないし、水=お金をあげすぎても調子にのって枯れるし、ほったらかにしすぎてもだめなので適度な草取り=面談が必要みたいな。
経営者の鎧を着て生きていくしかないんだけど、ここ最近は社会人として人間としてありえないエラーを不運にも目の当たりにしすぎて軽く絶望している。誰かが作った環境や目の前の人間を軽んじて、自分のことしか考えられなくなってるから、バカみたいな事故を起こすんだろうな。ツーアウトからの退場に限りなく近い。みんな、どうした?
ようやく同時制作していたクラフトプレス2冊の入稿が終わった。どちらも「生涯5掛け」の攻めの姿勢でコスト設計をしてみた。このインパクトがどれだけ伝わるかわからないが、3年かけてようやく本作りの構造を掴んで、社会の縫い目にどうぶっ刺していくのか少し見えてきた気がする。
年度末案件があまりにも少ない=売上が立たない世界線まっしぐらなので、3月末までに自分じゃない誰かの本を作るターンに移ろうかと思う。どれだけ脱力して作れるか。ここが鍵になるだろうな。
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