徳谷柿次郎のクラフトインターネット日記

おいおい、2ヶ月間ずっと週末はイベントじゃないか

まんまです。まんま。

気づいたら5月頭から6月末までイベント登壇&出店続きのスケジュールになっていた。一体、誰がこんな仕打ちを計画するのか? 

おれなんです。意思決定は全部自分のもの。つまり、自らが望んだ結果といえる。毎年5月の森道あたりから忙しくなるぞ!? と意気込んでいたのだが、今年は信濃町本『A GUIDE TO SHINANO-MACHI』の出版イベント強化期間と重なってしまった。思いつきの企画がこの時期に集中しているのが事の顛末である。

・5月2週目「京都で粘土からZINEを制作する狂気の合宿 3泊4日」

・5月3週目「松本で脅威の90冊売上を記録した心刷祭 2泊3日」

・5月4週目①「一年で最も脳と身体が爆発する森道市場 4泊5日」

・5月4週目②「人生の節目となるジモコロ10周年イベント」

・6月2週目「東京凱旋の電気出版イベント」

・6月3週目「無借金で60億円の売上!北海道の西村組借金イベント」

・6月4週目「パカーン&夜風の合同出店 LAMP FES`2025」

・7月1週目「黒姫高原ホテルで信濃町出版イベント」

一応書き出してみたら、毎週ではなかった。それでも多い…多すぎる…。記憶がどんどん上書きされるため、あっという間に時間が過ぎていて、仕事のタスクがどんどん溜まっていくのも毎年恒例現象なのかもしれない。なぜなら土日が潰れたまま平日で心身のメンテナンスを施して、また疲労の借金が闇金みたいに膨れ上がってしまうからだ。

これだけ予定が詰まっていると純粋な取材旅や遊びの旅に出かけるのも億劫になる。実は7月にオランダ旅行を計画しているのだが、昨年も頓挫していて今年も怪しい気配が出てきた。移動の好奇心が目減りしているため、わざわざ海外で新たな価値観を学ぶぞ〜〜〜!の姿勢が前のめりからほぼグリーン車のリクライニング状態に後退してしまう。

この気持ちの傾斜はとても重要な指針で、多少疲れていても予定さえ立ててしまえば、”目の前のタスクをこなせば、勝手に身体が進んでいくスキル”でなんとかなるっちゃなるのだ。しかし、海外はタスクを立てるための事前準備が膨大にある。こちとら赤子を育てながら、大型犬と畑の世話をしないといけない欲張り重三郎みたいな人間。調整に調整を重ねなければ、楽しむものも楽しめない。

いっそ人生初のビジネスクラスに乗っちゃうか?と調べたら、信じられない金額だった。10万円が20万円の世界じゃなかった。100万円以上するんだけど、地方のしがない会社の経営者はビジネスクラスじゃないと門前払いされた気分だなこれ。まじかよ。航空会社の利益はビジネス、ファーストクラスに支えられてると聞いたことはあるが、その割合が想像を遥かに超えていた。むしろ感謝した方がいいのかもしれない。ありがとう、本当のビジネスクラスの人たち!

とりあえず体調を崩さないのが何よりも大事。ベテラン選手としての立ち居振る舞いが求められる。ここ数年は年に一回、風邪を引くかどうかの調整力を心得ていて、こんな激動な人生を送っていても意外と健康なんだぞ!と証明していきたい。健康のコツは油断しないこと。どれだけ忙しくて酒を飲んでいても、湯船(温泉が理想)には浸かる。サプリを乱用する。やばくなったら活蔘V28を飲んで爆睡すればだいたいの風邪はぶっ飛ばせる。みんな試してほしい。

イベントラッシュも後半戦。明日は感慨の深いジモコロ10周年イベントが渋谷で開催される。入場無料の粋なはからいもあるが、オモコロのファンダムがとんでもない規模まで大きくなっているため、気づいたらオモコロファンで埋め尽くされている可能性もある。とんでもないことだ。今更、「オモコロに過去所属していた柿次郎です!」と紹介したところでシーンとなる光景が目に見えている。淡々と役割を熱くこなすしかない。

しかもゲストは原体験となっているタケノコ王・風岡さんだ。9年前?に取材して以来会っていないが、ジモコロの記事きっかけで時の人となったことに功罪を感じている。もちろん本人の意思あってのことだが、ローカルの超人おじさんを取材する中毒性は風岡さんあってこそ。タケノコ王としての引退から一時復帰、そしてテレビ露出によってどんな人生を歩んできたのか。このあたりをイベント上で公開インタビューしたいと思っている。

現地で久しぶりに会える人がいたら、かたい握手を交わしましょう。みんないろいろありながら生きている。時代の変化がどれだけ強くとも、「再会」は過去の感情をポジティブに変換してくれる。気持ちのいい10周年を迎えて、奇跡的に続くジモコロの永続性を考えたいと思う。

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