徳谷柿次郎のクラフトインターネット日記

脂質異常症のせいで新年度を迎えても気持ちは晴れない

東京出張の疲れがひどかった。というかここ最近、出張や旅自体に限界を感じていて「なんでこんなに疲れるんだ?年なのか?」と己を省みていたんだけど、原因は昨年末の健康診断で出た「脂質異常症」のせいだった。

LDLコレステロール値が高くて、要治療のE判定。一回、病院でコレステロール値を下げる薬を一ヶ月分飲んで「こんなもんか」と呑気にしていたんだが、1月からの本制作と会社体制の歪みみたいなものに翻弄されながら、恒例の年度末案件の対応、イベント出演、思いつきの旅、育児などなど、新たな揺らぎに身を預けた結果、ストレスが溜まっていったらしい。

お酒の量も減っているし、食事面は野菜と果物を意識して食べている。自炊は玄米と味噌汁。少し前に比べたらめちゃめちゃ人間的な生活をしているものの、遺伝的な要因なのか、30代のツケがまわってきたのかなんなのか。血液がどろっとすると呼吸も浅くなるし、アルコールの処理能力も落ちる。そして心臓まわりに違和感が生まれてバテるという循環だ。じじいやんけ。

病院の追加検査では基本問題がなく、コテステロール値を下げるために適度な有酸素運動と薬を飲み続けてね〜という塩梅で一安心したものの、40代の生き方に良くも悪くもブレーキをかけなきゃならん体調となってきた。無理するのが好きなのは、毒なのかもしれないが、あまりにも外部刺激がないと人生は退屈になってしまう。とりあえず運動をするしかない。食事改善はそこそこに。あと電子タバコは得体のしれない負担を強いられている気がしてきた。控えよう。

そんなことを言いながら明日から初の韓国・ソウル旅行に出かける。生後半年の赤子を連れて。チャレンジングすぎる。しかも風邪と花粉の狭間で体調がグラグラになっていて、新年度はあまりにも幸先が悪い。信頼の活蔘V28を飲んで、熱い風呂でとにかく身体を温めて眠りこけるしかほかないが、会社のバタつきが心臓に負担をかけているのは言うまでもない。

ビジネス月初日記にも書いたが、本気で経営者の肩書きと責任みたいなものをおろしていきたいと思っていて、メインは「作家」としたい。社長と社員の関係性はこの時代に何も良いことを生まないし、8年半やってきて「学校と家庭と社会が放り投げた育成のツケをなんで会社が担わないといけないんだ?」の違和感はいまなお消えないもんである。やってもらったから、やっている。だれもやらないから、おれはやる。その責任感の炎はいま消えかけていると言っていい。

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